価格関連 ニュース
現在の動向としましては、経済の停滞による在庫調整局面が過ぎ、
需要が減少することに伴って安くなっていく商品が出てきております。
銅
大きな値下がりが下げ止まり、現行少し安定しております。
2月では、320〜350の建値で推移しております。
塩ビ
原油の値下がりが安定し始め、市況のレギュラーガソリンでも100〜115/リットルに
安定しております。
この調子で安定しますと、高い価格で買った原料も出荷され、
もうすぐ値下がりの話が出てくるように思われます。
あとは、メーカーがせっかく上げた価格を下げる体制に移行できるかということと、
恐らく出荷数が激減することに対し、原料の値下がりほど、
値下げを行わないのではないかと思われます
鋼材
電炉関係だけでなく、高炉製品も価格が下がってきており、
影響が出てきております。
鉄製品
値下がりの情報が、続々と入ってくると思われます。
ただ、商品によって、値下がりしている原料をどれだけ使用しているかにより、
値下がり巾も変わってくるように思われます。
化粧鋼板については、年始より消費者側からの値下げの要望が強く、
需要も伴ってないことから、随時値下がりしていくと思われます。
ステンレス
需要が減ったせいか、下落傾向にあります。
<私見>
需要が減少傾向にあり、各メーカー共出荷数を確保するため、
様々な活動が見受けられます。
価格の下落もその中の1つですが、今の状態ですと、
価格の下落が需要を喚起するものではないと思われます。
出荷数が少なくても、やっていけるような販路システム作りが急務と思われます。
ただ、メーカーや販社によっては、値下げを強調するところもあり、
自らの首を絞めている気は致しますが、
各々のお客様を確保するため、値下げについていかざるをえない状況や、
お客様自体が、値下げ競争に巻き込まれ、お客様の販路防衛のため、
協力していく体制が求められている状況と思われます。
このような状況の下では、メーカー・商社・代理店・販売店・工事店の
販路ルート全てが協力し合うことが、より一層大事になっていくのではないでしょうか。
抜け駆けをして利益を追求せず、お客様第一を貫き、一丸となって乗り切りましょう! |
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