『雨とい』の仕組み - 集水器・上合 -
軒樋ばかりでは水の流れが止ってしまうため、
どこかで水を下に落とさなければなりません。
その時に使われるのが、セキスイで言う上合(じょうご)であり、
パナソニックで言う集水器であります。
下図のように軒の途中で落し口を付けるのに使うのですが、
軒の種類によって集水器・上合の形は変わりますし、
その軒の種類の中でも、竪樋の径により規格が異なります。
つまり、軒の種類と竪の種類の2つが判らない限り、この商品については
出荷することができなくなります。
つまり、軒・竪の御注文を数量・色だけで言って頂いたら、
集水器・上合の規格さえ確実に伝えて頂ければ、他の部品も判明致します。
この集水器・上合に替わる商品として自在ドレンという商品がございますが、
それぞれに長所・短所がありますので、それを列記しておきます。
長所 | 短所 | |
---|---|---|
集水器・上合 |
△伸縮を取ることができる △施工が容易 |
▼落し口の場所が限定される ▼狭い場所での施工が困難 |
自在ドレン |
△軒樋の通ってる場所ならどこでも落とせる △軒樋の種類によって規格が異ならない |
▼ホルソーなどを使って軒樋に綺麗な穴を空けなければならない ▼伸縮が取れない ▼ツバの大きさによって使える軒が限られる |