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『雨とい』の仕組み - 竪樋 -

軒樋が雨水を集める役目に対し、
その雨水を効率よく排水するために使われるパイプ状のものであります。

材質においては、
塩ビ・ステンレス・鉄・アルミ・銅等がありまして、
各メーカーたくさんの種類・規格があります。

塩ビ製竪樋

住宅用樋としましては、
丸竪樋ではφ40~φ90まで規格があり、一般的にはφ60・φ75がよく使用されています。
住宅用竪樋は厚みが薄く、強度は弱いが、リーズナブルな価格体系となっています。
また、各メーカーが個別に上市しているものとして、断面が四角形状のものもあり、
例として、セキスイY60H・MY60H等やパナソニックPC30・S30等があります。
色としては、サッシや屋根・壁の色に合わせるため、
各メーカー様々な色を取り揃えています。

円形 塩ビパイプとしては、φ13~φ600までありまして、
φ13~φ30までは主に水道管に使われるものです。
φ40~は雨水排水や埋設管等に使用されます。
商品名として、JIS規格であるVU/VP管をはじめ、SU・LP管等もあり、
VP管には耐熱パイプであるHTパイプや対衝撃パイプであるHIパイプもあります。
また、耐火2層管(トミジ・ケイプラ)と呼ばれる
塩ビパイプ(VU・VP)を繊維軽量モルタルで養生したパイプもあります。

また、これら塩ビパイプはグレー色が基本色でありますが、
化粧用パイプとしてカラーパイプも存在します。
公団用として指定されているシルバー色(シルバーグレー)をはじめとして、
ココア色(ココアブラウン・ブラウン)・ホワイト色(ミルクホワイト)・クリーム(アイボリー)など
様々な呼ばれ方で各色存在致します。

角型 塩ビパイプとしては、セキスイでAKT100×60・125×75があります。

ステンレス・アルミ製竪樋

ステンレス製及びアルミ製はメーカー毎に規格が異なり記述しにくいので、
ここでは、弊社がよく使用するタニタハウジングウェア社の規格で記述致します。

ステンレス住宅用竪樋としては、レクステンと呼ばれる
φ60とφ75と角76×46があり、丸には溶接・ハゼ組の2種類がああります。
また、色もヘアラインハードコートを基本とし、他の色も存在します。

ステンレス大型用竪樋としては、ビルステンと呼ばれる
φ60・φ80・φ105・φ130・φ150・角123×73の6種類の規格があり、
色はヘアラインハードコートを基本とし、他の色も存在します。

上記の他にも、
井上商事・中川テクノ・オーティス・カネソウ等様々なメーカーがステンレス・アルミ・銅等の非鉄金属による雨樋を作っています。

鉄製竪樋

通常、鉄管やSGPなどと呼ばれ、重く施工はしにくいが、
耐火のためや養生のためによく使用される。
メッキコーティングのあるなしで、白やクロなどと呼ばれるものです。
規格はJISパイプと類似していて、
50A・65A・80A・100A・125A・150A・・・・・と様々な大きさがある。
定尺は5.5mで、80Aや100Aには4mの規格もあります。

この他に、ガルバリム鋼板でできた樋も発売され、上市されております。

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